カニを品定めする買い物客=近江町市場

 カニ漁が解禁されて初の週末となった11日、金沢市の近江町市場は買い物客と観光客でごった返し、店頭を冬の味覚の主役が紅色に染めた。カニまつりも4年ぶりに開かれ、店員の威勢のいい声と来場者の熱気で近江町が活気づいた。

 1匹2万円以上する大ぶりの加能ガニから数百円のコウバコガニまで飛ぶように売れ、市場の通路は買い物袋や発泡スチロールの箱を下げた人で埋まった。

 近江町市場商店街振興組合のカニまつりは午前10時半の開始前から200人以上が列を作った。熱々のカニ汁が1杯300円で販売され、買い物客らはカニと野菜がたっぷり入った旬の味を堪能した。

 金沢市久安5丁目の会社員小泉陽一さん(47)は「15分ほど並んで冷えた体が一気に温まった」と湯気の立つ汁にほおを緩めた。

  ●12月上旬の寒さ

 11日の石川県内は冬型の気圧配置の影響で冷え込み、最高気温は金沢12・5度、輪島10・9度など11月下旬から12月上旬並みの寒さとなった。最低気温は輪島市三井4・7度など4地点で今季最低だった。

 金沢地方気象台によると、県内は13日にかけて上空に強い寒気が流れ込んで大気の状態が不安定になり、荒天となる。気象台は落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうなどに注意を呼び掛けている。

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