破損したレールを修理する作業員=2022年11月、ウクライナ東部ハリコフ州(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相は20日までに、ロシアによる侵攻で被害を受けている鉄道網復旧の一環として、将来的に日本の新幹線システムを導入することに「強い関心がある」と述べた。首都キーウ(キエフ)で共同通信と単独会見した。既に日本側と導入の可能性について意見交換したという。

 ロシア軍は、物流の要である鉄道の機能停止を狙って変電所や橋、駅といった関連インフラを攻撃しており、鉄道網の維持と復旧が課題となっている。クブラコフ氏は、日本には災害対応の知見があり、ウクライナの復興でも「インフラや鉄道を巡る問題で解決策を示す能力がある」と支援に期待を表明した。

 新幹線導入についてクブラコフ氏は、戦時下にあることを念頭に「現時点では最優先課題ではない」としつつ、将来的な実現可能性は十分にあるとの見解を示した。

 クブラコフ氏によると、ウクライナと隣国ポーランドは昨年2月に始まった侵攻の前、キーウとワルシャワを結ぶ高速鉄道の建設について協議していた。

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