水槽(すいそう)の中を泳(およ)ぐキタノメダカ=七尾市(ななおし)ののとじま水族館(すいぞくかん)

色味の異なるキタノメダカ

たくさん集まると水槽の中に幻想的な光景が広がる

光の具合によって青っぽくも見える

キタノメダカの特徴をよく観察してみよう

 魚は見た目が似(に)ていても、違(ちが)う種類(しゅるい)なんてことがある。のとじま水族館(すいぞくかん)では12月24日まで、企画展(きかくてん)「水中のそっくりさん展(てん)」を開催(かいさい)している。そっくりな海の生きものが展示(てんじ)され、間違(まちが)い探(さが)しを楽しめる。今回は、その中からキタノメダカを紹介(しょうかい)しよう。

 体長約(やく)3センチで、日本固有種(にほんこゆうしゅ)のメダカだ。北は青森県(あおもりけん)から南は兵庫県(ひょうごけん)まで日本海側(にほんかいがわ)に生息(せいそく)している。館内(かんない)では約(やく)120匹(ぴき)を飼育(しいく)し、企画展(きかくてん)や「川や湖(みずうみ)の魚たち」というコーナーで展示(てんじ)している。

 企画展(きかくてん)では、キタノメダカのそっくりさんとして、ミナミメダカも展示(てんじ)している。非常(ひじょう)によく似(に)ていて、見分けることが難(むずか)しい。雄(おす)の背(せ)びれの切(き)れ込(こ)みの長さなど細かい部分(ぶぶん)に違(ちが)いがあるそうだが、正直言って一見しただけでは分からないだろう。

 ちなみに日本のメダカは、キタノメダカとミナミメダカに分けられる。生息地(せいそくち)が異(こと)なることもこの2種(しゅ)の違(ちが)いの一つだ。

 キタノメダカの飼育(しいく)に関(かん)する工夫(くふう)を、海獣飼育担当(かいじゅうしいくたんとう)の加藤大鎭(かとうひろやす)さんに教えてもらった。魚に季節感(きせつかん)を持(も)たせるため、冬場も飼育水(しいくすい)は温(あたた)めることはせず、自然(しぜん)のままの水温(すいおん)で飼育(しいく)している。寒(さむ)くなるとクマのように冬眠(とうみん)もするそうだ。

 さて、企画展(きかくてん)ではキタノメダカとミナミメダカの違(ちが)いを見分けようと、できる限(かぎ)り近くから見ようとするかもしれない。海の間違(まちが)い探(さが)しに夢中(むちゅう)になって、ガラスにぶつかったり、たたいたりしないよう十分気を付(つ)けてほしい。

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