小松駅から加賀温泉駅に向けて出発する営業用車両「W7系」=26日午前4時7分、小松市土居原町

 来年3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀開業に向け、営業用車両「W7系」を使った走行試験が26日始まった。W7系は小松、加賀温泉両駅を含む延伸区間約125キロを最高時速110キロで駆け抜けた。10月1日には両駅で歓迎セレモニーが催される予定で、南加賀が一丸となって「県内第2の開業」を盛り上げる。

 走行試験は、新幹線施設の工事を担う鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR西日本が走行に関わる設備やシステムに支障がないか確かめる目的で実施した。

 W7系は26日午前2時26分に白山総合車両所を出発し、同52分に金沢駅を折り返して敦賀方面へ向かった。4時2分に小松駅、同34分に加賀温泉駅に到着した。福井県内の芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の各駅を経由し、7時57分に敦賀車両基地に入った。

 各駅の到着時間は当初の目安から10~20分程度遅れたが、トラブルや異常は確認されなかった。

 W7系は当面の間、敦賀車両基地で車体の点検を行い、10月1日のセレモニーで披露される。

 金沢―敦賀間では、JR東日本の新幹線電気・軌道総合検測車「イーストアイ」を用いた施設点検が23日に始まった。

 W7系とイーストアイによる走行試験は12月9日まで計40日程度行われ、駅停車時に車両とホームの間隔を測定するほか、自動列車制御装置(ATC)の動作を確認する。走行時の速度を段階的に引き上げ、11月下旬には最高速度の時速260キロに到達する。

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