金沢―敦賀間の開業日が来年3月16日となる見通しの北陸新幹線=今年3月、津幡町

  ●春休み前の土曜

 JR西日本が、北陸新幹線金沢―敦賀間の開業日を来年3月16日とする方向で最終調整に入ったことが28日、関係者への取材で分かった。2015年3月14日の金沢開業から9年を経て、石川県内で計画されていた全区間に新幹線が走る。予定より1年遅れで迎える「第2の開業」に向け、沿線では機運の盛り上げが今後の課題となる。

 関係者の話を総合すると、2000年以降で春に開業した新幹線は、開業日が春休み前に当たる3月中旬の土曜、春ダイヤの改正日に設定されていた。敦賀開業は来年3月の曜日配列なども考慮し、沿線関係者が「最有力」と予想していた第3土曜の16日となる。

 新たに新幹線駅ができる小松市では、24年3月13~17日に全国から約8千人の参加を見込む日本商工会議所青年部の全国大会が開催される。地元では大会開幕前の土曜日に当たる9日開業を望む声もあった。

 金沢―敦賀は線路延長約125キロで、12年6月に着工が認可された。延伸に伴い、石川県内には小松、加賀温泉の2駅、福井県内には芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の4駅が設けられる。

 同区間は当初26年春開業を予定していたが、15年の政府・与党申し合わせで23年春に3年前倒しされた。しかし、石川―福井県境の加賀トンネルでの追加工事や敦賀駅の工事遅れで開業が1年延期され、24年春となった。建設費は約1兆6779億円。

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