参加者にオセロを教える橋本さん(左から2人目)=金沢市保古1丁目

  ●春に全国大会で3位

 金沢学院大附属中1年の橋本優太さん(12)がオセロ世界一を目指して腕を磨いている。今年3月の全国大会小学生の部で3位に輝き、練習に打ち込める環境を求めて同校へ入学。「まずは学校にオセロ部を作りたい」と校内での競技普及に取り組む。27日は市内で開催されたオセロ教室で大人相手に指導役を務め、周囲も情熱と腕前に将来を期待している。

  ●大人相手に指導

 橋本さんは27日、教育サービスなどを手掛ける「パトリ」(保古1丁目)が同社で開催したオセロ教室(北國新聞社後援)に講師として参加した。愛好家ら10人に対して序盤と終盤の戦術を解説したほか、実際の対局を見た後、「あの一手は正解」「ここに打てば勝っていた」などと助言した。

 橋本さんは小学1年生の時、両親に負けたことがきっかけで本格的にオセロを始めた。本から独学で戦術を学び、両親に勝利。その後、日本オセロ連盟に加入して公式戦に出場した。しかし、結果は大敗し、さらにオセロにのめり込んだ。

 母の久恵さん(48)によると、優太さんは「普段はひょうひょうとしているけど、根っからの負けず嫌い」。小学4年生の頃、ゲームに入れ込んでオセロの練習をサボり、対局に負けた時は「号泣して家中を転げ回って、すぐにオセロ漬けの生活に戻った」という。

 以降は勝負に勝ちたい一心で腕を磨いた。今年3月に行われた第43期名人戦小学生の部で3位に入賞すると、7月の第16期王座戦では大人に交じって44人中20位の3勝3敗で終え、三段に昇格を果たした。

 米丸小を卒業後は、最も集中してオセロに取り組めそうだとして金沢学院大附属中を進学先に選んだ。入学後は数学の教師や友人と対局を重ね、校内では負け知らず。自宅でも詰めオセロに取り組むなど練習を欠かさない。

 優太さんは「技を覚えて試合に当てはめていくのが楽しい。極めるのに一生かかる」と話した。

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