前方に伸(の)びる漆黒(しっこく)のツノに、ツヤのある体。ヘラクレスオオカブトはかっこよさが魅力(みりょく)だ=白山市(はくさんし)の石川県(いしかわけん)ふれあい昆虫館(こんちゅうかん)

昆虫館によると、背中は爪切りのようになっている

羽を広げた状態のヘラクレスオオカブト

「ヘラクレスとツーショット」ではこんな写真を撮影できる

 石川県(いしかわけん)ふれあい昆虫館(こんちゅうかん)では8月31日まで、世界最大級(せかいさいだいきゅう)のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」を満喫(まんきつ)できるイベントが開(ひら)かれている。その名も「ヘラクレスとツーショット」だ。一緒(いっしょ)に記念撮影(きねんさつえい)も楽しめる。

 ヘラクレスは「カブトムシの王様(おうさま)」と言われ、大きさは日本のカブトムシの3倍(ばい)ぐらいある。近くで見ると迫力十分(はくりょくじゅうぶん)だ。ツヤがある体、前方に伸(の)びる漆黒(しっこく)のツノ、カブトムシでは珍(めずら)しいオレンジ色の鞘翅(さやばね)。学芸員(がくげいいん)の福富宏和(ふくとみひろかず)さんが「私(わたし)も子どもの頃(ころ)から憧(あこが)れの昆虫(こんちゅう)でした」と語るほど、とにかくかっこいい。

 イベントでは体のつくりや色彩(しきさい)、ツノや毛など詳(くわ)しく観察(かんさつ)できる。ツノの裏(うら)に生えている毛や鞘翅(さやばね)にも触(さわ)れるぞ。ツノの裏側(うらがわ)には赤茶色の毛が生えていて、ふわふわとした触(さわ)り心地(ごこち)をしている。ぜひ体験(たいけん)してみてほしい。よく見ると頭部(とうぶ)にはつぶらな瞳(ひとみ)があり、少しかわいく見えることもある。

 展示場所(てんじばしょ)では木に止まらせてある。刺激(しげき)を与(あた)えると指(ゆび)がツノに挟(はさ)まれることもあるが、基本的(きほんてき)に職員(しょくいん)が一緒(いっしょ)なので安全(あんぜん)に観察(かんさつ)することができる。夏休みの宿題(しゅくだい)に自由研究(じゆうけんきゅう)があるなら、その題材(だいざい)にしてもいいだろう。館内(かんない)には日本のカブトムシもいるので、ぜひ特徴(とくちょう)を比(くら)べてほしい。

 イベントは新型(しんがた)コロナ対策(たいさく)で休止していたので、4年ぶりの開催(かいさい)となる。参加(さんか)したい場合は午前10時~正午、午後1時半~3時半の間に多目的(たもくてき)ホールに行ってみよう。ヘラクレスと写真(しゃしん)を撮(と)れば、きっとこの夏の思い出になるはずだ。

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