丸みを帯(お)びた愛(あい)らしい体形のゴマフアザラシ=七尾市(ななおし)ののとじま水族館(すいぞくかん)

さまざまな表情(ひょうじょう)を見せて楽しませてくれる

床に寝そべるゴマフアザラシ

体は水の抵抗が少なく、スイスイ泳ぐ

いろんなしぐさを見せるゴマフアザラシ

いろんな表情を見せるのも人気の理由だろう

おとなしそうだが、こんな表情をすることもある

餌を待つゴマフアザラシ。顔は落ち着いていても体はそわそわしている

 動物(どうぶつ)を見て癒(い)やされる人は多いだろう。今回紹介(しょうかい)するのは、のとじま水族館(すいぞくかん)の癒(い)やし系(けい)、ゴマフアザラシだ。

 一般的(いっぱんてき)な体長は1・6~1・8メートル。体重(たいじゅう)は80~130キロと個体(こたい)によって差(さ)がある。体に黒い点々模様(てんてんもよう)があり、特徴(とくちょう)は何と言っても流線形(りゅうせんけい)の丸みを帯(お)びた体形だ。

 愛(あい)らしいシルエットだが、実(じつ)はこの形が水の抵抗(ていこう)を減(へ)らしていて、とても華麗(かれい)に泳(およ)ぐことができるんだ。泳(およ)ぐ姿(すがた)を見ているだけで気持(きも)ちよくなるぞ。一方、陸上(りくじょう)ではイモムシのように這(は)って移動(いどう)する。そのギャップがまたかわいらしい。

 温厚(おんこう)に見えるが、警戒心(けいかいしん)は強い。驚(おどろ)くと目を真(ま)ん丸(まる)にすることがある。驚(おどろ)かせてはいけないが、丸い体や動きとともに、表情(ひょうじょう)の変化(へんか)にも注目してほしい。

 野生ではベーリング海やオホーツク海、黄海(こうかい)のほか、日本海にも生息(せいそく)している。のとじま水族館(すいぞくかん)では「アザラシ万華鏡(まんげきょう)」や「アザラシプール」で1年中展示(てんじ)しており、現在(げんざい)の飼育数(しいくすう)は雄(おす)2頭と雌(めす)1頭だ。

 海獣飼育担当(かいじゅうしいくたんとう)の竹山裕子(たけやまゆうこ)さんによると、主(おも)な餌(えさ)はマアジで、大きさやかたさに好(この)みがあるので、餌(えさ)を切ったり、のみ込(こ)むまで支(ささ)えたりするなど与(あた)え方(かた)にも気を付(つ)けることがある。

 生きものを飼育(しいく)するのは簡単(かんたん)ではない。ゴマフアザラシもかわいいだけじゃなく、みんなで大事にお世話(せわ)しているんだ。

 1日2回、アザラシプールで「アザラシのお食事(しょくじ)タイム」を実施(じっし)している。間近でいろいろな動(うご)きを観察(かんさつ)しながら、生態(せいたい)を紹介(しょうかい)してもらえるぞ。

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