路面電車内で交通安全を呼び掛ける警察官=富山市内

 富山県警交通企画課は18日、富山市内を走る路面電車を活用した交通安全教室を開いた。路面電車と車の接触事故を防ぐのが目的で、沿線に住む高齢者を招待。参加者は電車に揺られながら警察官から安全運転のポイントを教わり、事故防止を誓った。

 市内電車を運行する富山地方鉄道(富山市)が協力した。今年4月から走らせているパトカーをイメージしたラッピング車両「パト電車」を活用した。

 沿線に住む高齢者14人が南富山駅前で乗車し、富山駅までの約3・8キロを移動した。警察官と富山地鉄職員が交通安全を訴えた。西中野電停付近の交差点は信号機のない横断歩道があるため、歩行者と車の両方に気を付ける必要がある危ない場所と説明。車で右折やUターンする際は後方確認を徹底するよう求めた。

 電車内では交通安全指導のほか特殊詐欺被害防止、用水転落防止などの啓発活動も行われた。出発前には南富山駅で座学が行われ、路面電車に搭載したカメラが捉えた車が飛び出す瞬間の映像が流された。

 富山地方鉄道によると、昨年度は市内電車と車の接触事故が14件発生した。六軒正裕南富山運転区長は「電車がそばを通る時は完全に停止して待ってほしい」と話した。

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