3日からの呼び掛けで使うかぶり物を準備する髙野さん(右)=金沢市野田3丁目

  ●脇見しないでね

 金沢市長坂台小PTAは3日から、学校近くにある交差点で、仮装など目立つ格好での見守り活動をスタートする。現場は金沢外環状道路山側幹線(山側環状)と市道が交わる長坂3丁目の交差点で、1月に児童がひき逃げ事故にあったほか、その後も危険な事案が発生。ドライバーや地域住民らに通学路の危険を広く周知し、地域の子どもたちの安全確保につなげる。

 PTA役員らが同校のキャラクター「ココロン」などに仮装し、児童が安全に横断歩道を渡れるよう誘導する。ドライバーに対しては、脇見運転につながらないよう配慮し、信号待ちの車両などに向けて「青信号でも油断禁物」などと書かれたプラカードを掲げる。

 長坂3丁目の交差点では1月、横断歩道を渡っていた児童がひき逃げされ、軽傷を負った。しかし、PTAによると、4月以降も同じ場所で子どもが車と接触しそうになっており、見た人の印象に残る周知・啓発が必要だと判断した。

 見守り活動の担い手確保につなげる狙いもある。見守りは地域の高齢者が担うケースが多く、児童の保護者の中には参加しない人も多い。仮装での呼び掛けで注目を集めることで見守りボランティアに関心の薄い親にも参加を促したい考えだ。

 PTAは3日の活動を皮切りに、11日から始まる夏の交通安全県民運動に合わせて保護者に参加を広く呼び掛ける。子どもが同校に通う世帯に通学路の危険な場所に関するアンケートも実施し、地域の交通安全に対する意識を高める。

 PTAの髙野光会長(34)は、小学校に通う我が子が手作りしたプラカードを手に街頭に立つとし「通学路に来てくれるだけで見守りにつながることを広めながら、ドライバーに安全運転を訴えたい」と話した。

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