欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスは29日までに、日本国債の格付けの見通しを「安定的」から「弱含み」に引き下げたと発表した。格付けは「シングルA」で据え置いた。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞に加え、2度の補正予算に伴う財政赤字の拡大が要因とした。

 フィッチが日本国債の格付け見通しを変更するのは、2017年4月に「弱含み」から「安定的」に引き上げて以来。新型コロナの感染「第2波」への懸念は高まっており、多額の財政出動が継続されれば、日本国債の信認低下を招くリスクがある。

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