2023年度県高校総体(2日)空手(北國新聞社後援)は小松大谷が団体形の男女、個人組手は男子で小峰斗亜、女子で土居姫佳が優勝し、初日の全4部門で栄冠をつかんだ。柔道(本社後援)は津幡が男女9階級のうち7階級を制した。サッカーは準々決勝で星稜が金沢学院大附に0-1で敗れ、連覇が10で止まった。
●小峰、残り15秒で勝利呼ぶ
空手の男子組手で小峰(小松大谷)は準々決勝からチームメート3人を倒して頂点に立った。
決勝は残り15秒で3―3の同点。同点の場合は「先取」と呼ばれる先制ポイントを挙げた方が勝者となるため、そのまま試合が終われば負けだったが「焦るな」と自分に言い聞かせ、立て続けに3ポイントを取って突き放し「精神面の成長を感じました」と白い歯を見せた。
●土居、蹴りで逆転2連覇
女子は昨年12月のアジア選手権ジュニア59キロ以下級で銅メダルを獲得した土居(小松大谷)が2連覇を果たした。決勝はチームメートの武川裕奈に1点リードされたものの、上段蹴り(3点)で逆転した。試合後は抱き合って健闘をたたえ合い「裕奈の強さはよく知っている。自分を信じた」と笑顔だった。
(金沢勤労者プラザ)
◇男子団体形▽1回戦 星稜5―0寺井
▽決勝
小松大谷 5―0 星 稜
◇女子団体形▽1回戦 七尾5―0羽咋、星稜5―0金沢西
▽準決勝
小松大谷 5―0 七 尾
桜 丘 5―0 星 稜
▽決勝
小松大谷 5―0 桜 丘
◇男子個人組手 (1)小峰斗亜(2)風間雄大(3)鈴置はると、永野豪己(5)長曽我部琉葉、玉口巧揮、箕浦彪、安達睦人(以上小松大谷)
◇女子個人組手 (1)土居姫佳(小松大谷)(2)武川裕奈(同)(3)山本あさひ(桜丘)、髙嶋花恋(5)木ノ本愛祈、栗田眞悠、大田笑加、山田菜々恵(以上小松大谷)