県は9日、国の特別天然記念物コウノトリのひなが志賀町と津幡町の2カ所でふ化したと発表した。
両町によると、志賀町では昨年と同じ兵庫県豊岡市で生まれた雄と福井県越前市で生まれた雌のペアから3羽が誕生した。
津幡町では、コウノトリが営巣できるように建てた人工の塔の上で、大陸から渡ってきたとみられる雄と豊岡市で生まれた雌のペアから3羽程度生まれたことが確認された。
国内の野生コウノトリが絶滅した1971(昭和46)年以降、津幡町でふ化が確認されたのは初めてで、志賀町では2年連続となる。
無断転載・複製を禁じます