「海の女王」と呼ばれる英国の豪華客船「クイーン・エリザベス」(9万901トン、全長294メートル)が25日、金沢港に寄港した。2019年4月以来4年ぶり2回目で、クルーズターミナル開業後は初めてとなった。日本人や外国人の乗客約1700人が続々と降り、金沢市内や隣県への観光に繰り出した。

 午前6時半ごろ、無量寺埠頭(ふとう)に着岸した。乗客はターミナル内でCIQ(税関、出入国管理、検疫)を済ませ、ミス加賀友禅や加賀友禅大使の出迎えを受けた。

 クイーン・エリザベスは世界的に有名で、英国伝統の重厚で華麗な内装が人気となっている。スコットランドから友人らと訪れたロナ・エリザベス・ペイティーさん(64)は「船内がエレガントで心地よい。兼六園や日本食が楽しみ」と笑顔を見せた。

 19日に横浜を出発した日本周遊クルーズの途中で、韓国・釜山から金沢に立ち寄った。乗客は日本人が約800人、残りは英国や米国、オーストラリアから訪れた。25日午後6時に次の寄港地・秋田へ向けて出港する。

 石川県によると、クルーズ船の金沢寄港は今年40本となる見込みで、クイーン・エリザベスで11本目となった。2017年に最多の55本を記録したが、新型コロナの影響で20年はゼロ、21年は国内船のみ4本、22年も同じく6本と激減していた。

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