●160キロ右腕、WBCへ
16日のWBC準々決勝イタリア戦に向け、オリックスの山﨑颯一郎投手(24)=加賀市出身、山代中OB=が侍ジャパンに追加招集されることが13日、分かった。腰の張りで離脱する広島・栗林良吏投手(26)の代役となる。
山﨑投手は中継ぎで昨年の日本シリーズ優勝に貢献し、球団日本人最速の160キロを記録した右腕で、昨年11月に初代表入りした。WBCは予備登録メンバーに入り、7日のオリックスとの強化試合ではサポートメンバーとして九回に登板し、1回を無安打無失点に抑えた。
加賀市に住む山﨑投手の母節子さん(50)は午後6時ごろに山﨑投手から電話で招集の報告を受けた。本人は14日夜にチーム合流予定だと明かし、「試合に出られるか分からないが、あの場所に行くことに意味がある。何かをつかみたい」と語ったという。
節子さんは「(選出は)びっくりしました。何でも吸収してきてと激励しました」とうれしそうに語った。山﨑投手が山代中時代に所属した硬式野球・加賀ボーイズの林茂信会長(73)は「大したもんや」と大喜びで、竹田和生監督(60)は「チームの子どもたちにとっても誇り。練習の励みになる」と話した。
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