ワラビの根を植える参加者=富山市亀谷

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ワラビ特産化願い 富山・亀谷で植え付け

2018/05/20 01:50

 富山市亀谷地区の住民約20人は19日、同地区の遊休地でワラビの植え付けを行った。旧大山町時代に温泉街として整備され、現在は使用されていない遊休地の活用とイノシシ対策の社会実験で実施された。子どもから高齢者までの住民が、地域の特産品になるよう願いを込めてワラビの根を植えた。

 

 ワラビは食用になるだけでなく、イノシシが嫌うとされている。成長しても高さが50センチ程度にとどまり、動物が隠れられないことから、動物の防除と特産品栽培の両立を兼ねて、遊休地で栽培することにした。

 

 植え付けるワラビは、住民の所有地に自生しているものの根を掘り取り、10センチほどの長さに切ったものを用いた。

 

 参加者は地面に埋まった大きな石を掘り出すなどして整備した上で、ワラビの根と肥料を約3400平方メートルに植えた。周辺の畑の周囲にはイノシシが嫌うとされるエゴマの種もまいた。

 

 ワラビの収穫は2022年になる見込みで、活動の代表を務める高森義隆さん(64)は「ワラビの商品化を目指し、地域の活性化につなげていきたい」と期待を込めた。