講師から指導を受け、ムクナの豆の菓子作りに取り組む生徒=中央農高

ムクナの豆、菓子に 中央農高、商品化探る

2017/09/22 02:27

 中央農高の食品加工コースと作物科学コース作物専攻の生徒14人は21日、同校でつる性マメ科の植物「ムクナ」の豆を使った菓子作りに取り組んだ。作物科学コースで2015年度から栽培に取り組むムクナを活用するために初めて実施した。生徒は普及に携わる講師の指導を受け、食品に生かす可能性を探った。

 

 ムクナの栽培者と研究者が集まる「ムクナ会」(東京)によると、豆などに含まれる「Lドーパ」は体内に吸収されるとドーパミンとなり、体力向上や疲労回復に効果があるとされる。必須アミノ酸やミネラルもあるという。

 

 中央農高作物科学コースではムクナをグリーンカーテンなどに利用してきたが、今年度からは豆の一部をいって粉末にし、食品への活用を検討し始めた。5月には東京で開かれたムクナ会の情報交換会に生徒と教諭が出席した。

 

 菓子作りには、情報交換会で知り合った管理栄養士の大江良子さん(東京)ら3人が指導に訪れた。生徒はビスケットやキャロットケーキを作り、豆の粉末を入れたもの、入れていないものを比較して味や見た目などを確かめた。来年度以降の商品化を目指し、改良を進める。

 

 作物科学コース作物専攻ムクナ班でリーダーを務める永瀬眞都さん(3年)は「加工の可能性を広げるために良いものができたと思う。大学に進んでも研究を続け、魅力を広く発信していきたい」と話した。