澁谷工業、包装機事業を集約 来月、子会社に一本化

2017/06/20 02:48

 澁谷工業(金沢市)は7月、同市河原市町に構える子会社にグループの包装機事業を集約する。澁谷工業の包装機部門を移管し、子会社の2017年6月期の売上高見込み約60億円を、20年6月期には100億円に引き上げる計画である。集約に伴い、子会社の社名をファブリカトヤマからシブヤパッケージングシステムに変更する。

 

 澁谷工業が19日に開いた取締役会で決めた。7月1日付で、役員と執行役員各1人がシブヤパッケージングシステムに移籍し、営業、技術系の社員14人が出向する。

 

 ファブリカトヤマは09年に澁谷工業の子会社となり、包装機と繊維事業を手掛けてきた。その後、包装機に絞り、昨年、南砺市にあった本社と工場を金沢森本インター工業団地内に移した。カップ麺の一貫生産システムを中心に、納豆、洗剤、紅茶パックなど多彩な充填(じゅうてん)包装システムを製造、販売している。

 

 澁谷工業の包装機部門は、食品業界向けの梱包(こんぽう)用箱織り機械やロボットの包装機に特長がある。ファブリカトヤマの製品と重ならないため、グループの包装機事業を一本化して技術を集約し、販売先の拡大を狙う。

 

 澁谷工業によると、東南アジア市場で今後、カップ麺の需要の増加が見込まれる。包装機事業の販売、生産を強化し、売り上げが伸びれば、工場の拡張も検討している。

 

 シブヤパッケージングシステムは、資本金4億5千万円で従業員は約200人となる。移籍するのは次の各氏。

 

 ▽常務取締役(澁谷工業取締役)中澤友伸▽取締役 栁瀬隆志(同執行役員)