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ホッとニュース 【7月13日03時11分更新】
金沢カレー、既に商標登録 名称使用「問題なし」
特許庁のサイトで検索すると、商標登録したのは、佃煮(つくだに)の専門店である佃 食品(金沢市)。2007(平成19)年に「佃の金沢カレー」として登録済みだった。 同市下新町の本店では、店頭にシーフード、ビーフ、加賀野菜の3種のレトルトカレーが 並ぶ。商品の写真を見る限り、ステンレスの皿がよく似合う金沢カレーのイメージとは違 う。 「25年くらい前から売っとるよ」と佃一成社長。カキや野菜をはじめ、具に使う県産 食材へのこだわりから「金沢カレー」と命名し、「よその人に先を越される前に」との思 いで商標登録した経緯を説明してくれた。 金沢カレーブームを牽引(けんいん)するカレー専門店はどう思っているのだろう。「 多くの店が力を合わせて金沢カレーの全国発信を」と語るゴーゴーカレー(金沢市)の宮 森宏和社長は「(全国発信の)障害になるのかどうか、分からない部分もある」とやや戸 惑いを見せる。 「元祖金沢カレー」を旗印に店舗展開するチャンピオンカレー(野々市町)の南政広社 長は、佃社長から名称使用の承諾を得たそうで「いろんな金沢カレーがあっていいんじゃ ないですか」と話す。
商標をめぐっては、日本の地名や企業名が中国や台湾の第三者によって「抜け駆け登録 」されるケースが相次いでいる。宮田特許事務所(金沢市)の宮田正道弁理士に尋ねると 「登録はあくまで『佃の金沢カレー』。金沢カレーを店名や商品名にうたっても商標権の 侵害には当たりません」との答えが返ってきた。 では、どこかの誰かが「金沢カレー」で登録してしまったら? 「地域名『金沢』と普 通名称『カレー』を組み合わせただけでは商標として認められません」と宮田弁理士はき っぱり。心配無用のようだ。 そういえば、佃社長は「金沢のカレー店が名乗る分にはどうこう言う気はない」とおお らかに構えていた。3種類の「佃の金沢カレー」を味わってみた。県産牛のビーフはうま 味をしっかり残して煮込んである。野菜では小坂れんこんの食感と五郎島金時の甘みが新 鮮だ。能登のカキが主役のシーフードを含め、石川の山海の幸の魅力が引き立っていた。 確かにうまいが自分がイメージする「金沢カレー」とはやはり違った。 最近は、白山麓(ろく)特産の堅豆腐や小松産トマトを使ったご当地カレーも登場し、 人気を集めている。多彩なカレーが競い合い、ふるさとの味を発信するのはカレー党とし ても大歓迎だ。
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