ホッとニュース 【1月23日04時37分更新】

サムライ化学者の功績に光を 金沢の有志「高峰クラブ」発足

クラブの発足準備を進める関係者=金沢市武蔵町
 高岡生まれ、金沢育ちの世界的化学者、高峰譲吉博士の功績を広く知ってもらうため、 金沢市民ら有志が30日、「高峰クラブ」を発足させる。映画「さくら、さくら〜サムラ イ化学者高峰譲吉の生涯〜」(同製作委員会、北國新聞社製作)の公開を3月に控え、博 士を再評価する機運が高まる中、定期的な研修会や親睦(しんぼく)会を開き、郷土の偉 人に光を当てる足掛かりとする。

 「高峰クラブ」は、高峰博士の妹の孫で、「高峰譲吉博士ゆかりの会」の長谷川一夫会 長=金沢市武蔵町=らが発起人となり、発足準備を進めている。同市内を中心に、高峰博 士の愛好者らに入会を呼び掛けており、100人程度の規模になると見込んでいる。

 事務局は、高峰博士が幼少期を過ごした石屋小路(現・武蔵町)にある和菓子店「越山 甘清堂」に置き、年に4、5回の会合を開く。

 30日には設立総会を兼ねた第1回研修会を同店で開き、金大大学院の山嶋哲盛准教授 が「私の高峰博士論」と題して講演する。

 高峰博士の顕彰活動については、金沢市が事務局の「高峰譲吉博士顕彰会」が、理数系 の優秀な中学生に対する「高峰賞」の贈呈や、博士の生誕記念献花祭を毎年行っている。

 ただ、日常的な活動は行われていないため、博士の功績が十分に周知されていないとい う指摘もある。

 高峰クラブでは、博士が初代社長を務めた三共のOB会をはじめ、経済界にも働きかけ て活動の輪を広げる考えで、長谷川会長は「広く市民のための会にし、高峰博士の知名度 を上げていきたい」と話している。

 映画「さくら、さくら」は3月20日から、金沢コロナシネマワールド(金沢市無量寺 )と、富山シアター大都会(富山市飯野)で先行上映される。


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