ホッとニュース 【11月22日02時22分更新】

早乙女太一さん、加賀友禅で舞う 金沢の男性製作、来月披露

早乙女太一さんが舞台で着用する加賀友禅の彩色を手掛ける寺西さん=金沢市長町2丁目
 加賀友禅作家、寺西一紘さん(69)=金沢市長町2丁目=が、大衆演劇の女形俳優、 早乙女太一さん(18)の舞台衣装の製作に励んでいる。加賀友禅独特の気品と風格がほ れ込まれ、12月に同市の北國新聞赤羽(あかばね)ホールで行われる公演をはじめ、東 京など大舞台で使用する着物の製作を依頼された。天才女形からのラブコールに、寺西さ んは「加賀友禅の魅力を広める絶好の機会」と意気込んでいる。

 早乙女さんの所属事務所から問屋を通じて寺西さんに連絡が入ったのは今年夏。12月 16日に北國新聞赤羽ホールで行われる「早乙女太一 加賀百万石雅(みやび)の舞20 09」(財団法人北國芸術振興財団主催、北國新聞社、財団法人県芸術文化協会共催)で 使用する衣装の注文を受けた。

 早乙女さんは同ホールで昨年の開館記念特別公演に出演しており、「開館の際に招かれ た舞台なので、礼節を尽くしたい」と地元の伝統工芸である加賀友禅が選ばれたという。

 早乙女さん側に下絵をみせたところ、加賀友禅らしい気品ある優美さが気に入られ、年 明けの東京公演に使用する黒留め袖など2着の追加注文を受けた。

 寺西さんは早乙女さんの写真を見ながら、幻想的な舞台に映える彩色に知恵を絞り、同 ホールで使用するお引きずりの色留め袖は、白地に花菱(はなびし)模様をあしらった。 寺西さんは「芸に対する早乙女さんの真摯な姿勢に打たれた。作家として真剣勝負で製作 したい」と力を込めている。


その他のホッとニュース