こおろぎ橋への感謝を込めて清掃活動に汗を流す住民=加賀市山中温泉

こおろぎ橋、感謝の清掃 山中温泉、架橋から28年、来年架け替え

2018/07/02 02:03

 加賀市山中温泉の観光名所となっている木橋「こおろぎ橋」で1日、地域住民が清掃活動に取り組んだ。現在のこおろぎ橋は架橋から間もなく28年がたち、老朽化のため来年5月ごろから架け替え工事に入る。清掃に参加した住民25人は、長年にわたり地域の観光シンボル、生活道路の一部として親しんできた橋に感謝を込め、欄干などを丁寧に磨き上げた。

 

 こおろぎ橋の清掃活動は、山中温泉地区婦人会が中心となって例年、7月初旬ごろに実施している。参加者は欄干や擬宝珠(ぎぼし)をブラシやたわしなどで磨き、汚れや水あかなどを洗い流した。

 

 大聖寺川に架かる「こおろぎ橋」は長さ20・8メートル、幅4メートルのひのき造りで、現在の橋は1990年9月に架け替えられた。橋桁を支える「方杖(ほうづえ)」を二重に組む「複方杖橋」の形式を採用した1941(昭和16)年から数えると、現在は3代目の橋となる。

 

 老朽化を受け、市は来年5月の大型連休明けにも架け替えに着工し、デザインを大枠で踏襲した「4代目」を同9月末にも完成させる。

 

 伊東麻理子婦人会長(63)は「観光客に愛されるためには地域で愛し続けることが大事。きれいな状態で来年の架け替えに送り出したい」と話した。