御祓川沿いに集結した3台のでか山=七尾市生駒町

でか山、能登立国1300年彩る 七尾・青柏祭最終日

2018/05/06 02:11

 七尾最大の祭り「青柏(せいはく)祭(さい)」は5日、最終日を迎え、鍛冶町、府中町、魚町の3台のでか山が各町から七尾市中心部に勢ぞろいした。2016年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された追い風を受け、多くの住民や観光客が見物に訪れ、能登立国1300年の節目にふさわしい盛り上がりとなった。

 

 「裏山」と呼ばれる最終日、1300年の節目を祝う看板や幕が飾り付けられたでか山3台は、能登食祭市場前に集まった後、御(み)祓(そぎ)川(がわ)大通りを南下した。木(き)遣(や)り衆の朗々とした歌声や若衆の掛け声とともに街中を勢いよく進み、七尾駅前を経て北上すると、仙対橋(せんたいばし)周辺で集結した。

 

 高さ12メートルのでか山が直角に方向転換する「辻廻(つじまわ)し」の場面では、大梃子(おおでこ)と呼ばれる木材に若衆が鈴なりに乗って体重をかけ、重さ20トンの山車を浮かせた。梃子の原理を応用した妙技で、内部に収納されている車輪でぐるりと山車を回転させると、観客から歓声が湧き起こった。

 

 今回の青柏祭で、七尾市は観覧席を初めて設けた。御祓川大通り沿いにかかる泰平(たいへい)橋と長生(ちょうせい)橋に計150個のパイプ椅子を設置し、家族連れや高齢者がでか山の運行をゆったりと眺め、楽しんだ。

 

 七尾市は3~5日の人出を昨年と同じく、12万人と発表した。