海上安全と豊漁願う 輪島で恵比須講祭

2018/01/11 02:03

 1年の海上安全と豊漁を願う輪島市無形民俗文化財の「恵比須講祭(えびすこうまつり)」は10日、同市輪島崎町で行われ、裃(かみしも)に身を包んだ講員9人が高さ約60センチの木彫りのえびす像を抱えて町内の民家約200軒を回った。9人は輪島前(わじまさき)神社でおはらいを受けた後、太鼓を鳴らして出発し、山側から順に民家を訪れた。住民は玄関先でえびす像に初穂を納めて手を合わせ、11日の起舟祭から本格的に始まる漁の無事を祈った。

 

 40年以上漁師を続ける二木利勝さん(68)は「昨年は海が荒れることが多かったので、今年は穏やかな天気が続くようお願いした」と話した。

 

 恵比須講祭は江戸時代から伝わる漁業神事で、毎年1月10日に神様が漁に出る「おでまし恵比須」、11月20日に神様が漁から帰る「おかえり恵比須」として2回営まれる。