「扇売り」を仕上げるにし茶屋街の芸妓=金沢市の石川県立音楽堂邦楽ホール

本番さながら、精神集中 金沢おどり、15日開幕

2017/09/15 01:50

 15日に開幕する第14回金沢おどり(同実行委員会、一般財団法人石川県芸術文化協会、北國新聞社主催)のリハーサルは14日、会場となる金沢市の石川県立音楽堂邦楽ホールで行われた。金沢のひがし、にし、主計(かずえ)町(まち)の三茶屋街の芸妓(げいこ)ら出演者が精神を集中させて舞台に立ち、本番さながらの熱気に包まれた。

 

 幕開けの素囃子(すばやし)「風流船(ふな)揃(ぞろい)」に続き、清らかな大和(やまと)楽(がく)に合わせて舞踊絵巻「酉(とり)歳四季乃彩色(どりにしきのさいしょく)」全7景を通しで確認した。本番の衣装に身を包んだ芸妓は、舞台の感触を確かめながら踊り、振付(ふりつけ)の正派若柳流若柳会の若柳宗樹(そうじゅ)会長、西川流の西川右近総師(そうし)らから細やかな指示が飛んだ。

 

 金沢おどりの呼び物である一調一舞(いっちょういちぶ)「三番叟(さんばそう)」(午後4時の部)を披露する小鼓の乃莉さんと立方(たちかた)の八重治さん、舞踊「加賀の千代」(同1時の部)を上演するたか子さんも万全を期した。大和楽家元の大和櫻(おう)笙(しょう)さんが立ち会った。

 

 構成・演出の駒井邦夫県立音楽堂邦楽監督は、回り舞台や暗転のタイミング、雪を降らせる演出などを何度も調整し、スムーズな場面転換と見せ方にぎりぎりまでこだわった。金沢の映像クリエイター、モリ川ヒロトーさんの映像を使う場面も確認した。