初めて山林で再現された加賀献木木遣り=小松市日用町

山林で初の献木木遣り 小松の保存会、明治期の動き再現

2017/02/06 02:04

 小松市の加賀献木木遣(けんぼくきや)り保存会は5日、同市日用町の山林で、明治期に東本願寺(京都市)の再建に使ったケヤキの大木を運び出した動きを、歌いながら再現した。ケヤキが切り出された山林で木遣り唄を披露するのは初めてとなり、保存会員や日用町の住民、緑の少年団員ら約110人が先人の苦労に思いをはせた。

 

 再現は、伐採されたケヤキの種から育ったと伝わる木の手前から、通称「ししん谷」入り口までの山道約200メートルで行われた。参加者は保存会員の木遣り歌に合わせ、「よーい、よい」と威勢の良い掛け声を上げ、長さ8メートル、直径85センチ、重さ500キロの大木の模型を引っ張った。

 

 小松市第一小4年の米谷遙さんは「みんなで力を合わせて引っ張って楽しかった。木はもっと重いから昔の人は大変だと思った」と話した。同保存会の山本治夫さん(66)=同市戸津町=は「当時の状況を知ることができ、とても勉強になった。年に1度は木遣りの原点である森で実施したい」と話した。