石川のニュース 【11月3日03時19分更新】

BCリーグで原石発掘 レッドソックス
 今季の大リーグ王者ボストン・レッドソックスがBCリーグ所属の選手を対象にしたト ライアウト(入団試験)を8日に新潟市内で初めて実施することが、2日までに分かった 。これまで「未開の地」だった日本の独立リーグでダイヤの原石を発掘する。世界進出を にらむBCリーグ側にとっては米国最強チームとの協力関係を構築するチャンスで、米国 でビジネス展開する足掛かりとなりそうだ。

 上原浩治、田沢純一両投手を擁して6年ぶりに頂点に立ったレッドソックス。日本人選 手の能力を肌で知るチームが「ポスト上原」を求め、日本の独立リーグに目を付けた。B Cリーグ側とビジネスの戦略交渉を続ける中、トライアウトの企画が持ち上がり、8日に ハードオフ・エコスタジアム新潟で実施することが決定。石川ミリオンスターズを含むB Cリーグと四国アイランドリーグplusの選手が参加予定だ。

 多くの大リーグ球団はアジア担当スカウトを配置し、高校、大学、NPB(日本野球機 構)の有望株を対象に調査している。日本の独立リーグは手付かずだったが、ロッテの角 中勝也(高知ファイティングドッグス、航空石川高出身)、横浜DeNAの内村賢介(石 川ミリオンスターズ出身)らNPBで活躍する選手を送り出した実績もあり、レッドソッ クスが「青田買い」に動いた。合格すれば傘下のマイナーチームに所属することになる。

 レッドソックスでは、ア・リーグ優勝決定シリーズMVPを獲得した上原投手が絶大な 信頼を得ており、ヤンキースで史上最多652セーブを記録したリベラ投手になぞらえて 「ボストンのリベラ」と呼ばれるほど。上原投手の活躍で球団内での日本人選手に対する 評価は大きく高まった。本拠地フェンウェイ・パークでは、他球団に先駆けて日本人シェ フを雇用し、選手に和食を提供する親日派球団だ。

 BCリーグは、世界の独立リーグ球団によるトーナメント戦構想を掲げている。今年は 、ハワイの球団との独立リーグ対抗戦を昨年に続いて行ったほか、今月中旬には米国でト ライアウトを予定している。石川ミリオンスターズは単独で台湾遠征を実施した。

 レッドソックスとの協力関係により、世界進出を加速させたい考えで、米国マイナーチ ームとの交流戦など夢の膨らむプランも現実味を帯びそうだ。


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