石川のニュース 【2月7日02時27分更新】

「いじめ一因」町教育長謝罪 川北の同級生刺傷で説明会

保護者説明会の後、頭を下げる教育委員会幹部=川北町文化センター
 川北町の中学校で1月31日、2年男子生徒がからかわれたことに腹を立て、男子同級 生の脇腹を果物ナイフで刺した問題で学校は6日、非公開の保護者説明会を同校で開いた 。終了後、室谷敏彦町教育長や小野島政孝教育委員長、校長らが町文化センターで会見し 「心配や迷惑を掛けた」と謝罪した。校長は「いじめが一因にあったと考えている」とし 、生徒の心のケアに取り組む姿勢を強調した。

 説明会では、問題が起きた翌日に2年生80人に行ったアンケートの結果や今後の対応 が伝えられた。生徒3人が「(刺した生徒に対して)嫌がることをしている人がいた」「 悪口で呼んでいた」などと回答した。

 このほか、別の生徒を対象にした言葉によるいじめが4件あったことが分かった。うち 1件は学校が把握して解決しているとしたが、残り3件は把握しておらず、早急に対応す るとした。

 県教委から派遣された臨床心理士などを活用して生徒の心のケアに当たり、道徳などで いじめをテーマに指導するとした。定期的にナイフなど不要品を持参していないか尋ねる アンケートも行う。

 関係機関へ連絡が遅れたことについて、室谷教育長は「生徒の心のケアを最優先した」 とし、今後トラブルが起きた際は早急に対応するとした。男子生徒はナイフで刺す問題を 起こす前日までの3日間、「体調不良」を理由に学校を休んでいたが、いじめとの関連は 分からないという。

 説明会には保護者134人が出席。出席者によると、紛糾した様子はなく、保護者から の「もっといじめがあったのではないか」との質問に対し、別の親が2人が家に遊びに来 た時の様子を振り返り「いじめは継続的なものでなく、生徒もふさぎ込むような深刻なも のでなかった」と否定する場面もあった。

 石川県教委は6日、いじめ問題への対応を徹底するよう県内の公立学校全371校に文 書で緊急通知した。加害者生徒が昨年10月、被害者生徒からのいじめを学校に相談して いたことを念頭に「いじめが解消したとみられる場合でも潜在化する可能性もある」とし 、継続的な面談、調査の必要性を強調した。


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