石川のニュース 【8月24日03時20分更新】

韓国の旅行ガイド本に「金沢」 14ページ割き特集

金沢の紹介記事が初めて掲載された韓国で人気の旅行ガイドブック
 韓国で人気の世界旅行ガイドブック改訂版に、金沢の紹介記事が初めて掲載された。市 内の観光名所や伝統工芸の体験施設、宿泊施設などが14ページにわたって特集され、重 厚な歴史文化の魅力を伝えている。市は2008年にガイドブック取材陣を招請。2年越 しの記事掲載要請が実った形で、誘客促進につながると期待している。

 金沢の記事が掲載されたのは、韓国・三星出版社の「自信満々世界旅行 JAPAN」 。同シリーズは全世界版の合計で年間3万部が発行され、日本版は最多の発行部数を誇っ ている。

 ところが、これまで最新版だった08年度版では、中部地方で取り上げられたのは高山 市や立山黒部アルペンルートなどで、巻頭の日本地図にも金沢の表示はなく「空白地帯」 となっていた。このため市は市内の観光地を取材してもらおうと、同年6月に編集者や記 者、カメラマンらを招き、記事掲載を求めていた。

 ガイドブック改訂版は09年5月に発売する予定だったが、08年秋のリーマン・ショ ックの影響で韓国内の旅行需要が落ち込んだことから延期され、今年6月に10―11年 度版として発売された。

 改訂版では、主要空港から金沢への経路や市内の公共交通が記され、兼六園や金沢城公 園、成巽閣、金沢21世紀美術館などの観光名所、戦前の朝鮮独立運動家・尹奉吉(ユン ボンギル)義士の史跡などを紹介。金箔(きんぱく)張りや和菓子作りの体験施設も案内 している。

 市によると、09年に市内に宿泊した韓国人旅行者数は、不況や新型インフルエンザの 影響などで前年比59・0%減の4445人と大幅に減少した。一方、台湾などに比べて 個人旅行者が多い韓国ではガイドブックの役割は大きいとされ、市は「記事掲載による誘 客の効果は大きい」(国際交流課)とみている。


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