石川のニュース 【3月21日03時14分更新】

先端大の「挑戦」紹介 北國科学技術フォーラム 教員2人が講演

最先端の研究成果を紹介する中森教授=県立生涯学習センター
 北國科学技術フォーラム「JAIST(北陸先端科技大学院大)の挑戦」(北國新聞社 主催、同大共催)は20日、金沢市の県立生涯学習センターで開かれ、聴講者は同大教員 2人の講演を通じて最先端の科学技術研究の成果に触れた。

 知識科学研究科の中森義輝教授が「消費者の感性に応える製品提示法」、マテリアルサ イエンス研究科の金子達雄准教授が「環境に優しい超巨大分子の開発」と題して話した。

 中森教授は「『品がある』『飽きのこない』九谷焼の置物が欲しい」といった消費者の 要求に対し、アンケートによるイメージ調査の結果から立てたモデルに基づいて、適切な 商品を勧めるシステムを解説。「客と5分話せば求めるものが分かるベテラン店員を目標 に開発を続けたい」と話した。

 金子准教授は自身が開発した土に返るプラスチックと、史上最大の分子量を持ち、極め て高い吸水性を有する新物質「サクラン」を紹介した。

 植物成分「ポリフェノール」を原料とした生分解性プラスチックは、従来の生物由来の プラスチックと異なり250度でも溶けない高い耐熱性と強度を備える。藍藻(らんそう )「スイゼンジノリ」から発見されたサクランは自重の約6千倍の水を吸収できるといい 、金子准教授は医療素材や化粧品などへ活用する手応えを語った。


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