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石川のニュース 【12月10日03時38分更新】
夜行列車「能登」「北陸」3月で廃止 乗客減、役目終え
「北陸」は1950(昭和25)年、「能登」は75年に運転を開始し、現在は同一区 間を運行している。両列車は、旅行客や帰省客に重宝され、お盆や年末年始の繁忙期は混 雑した。東京方面に出張するサラリーマンらの支持も集めた。 国鉄時代から走り続ける貴重な車両は全国から鉄道ファンが撮影に訪れる人気で、「能 登」は運転席前方が大きく出っ張っている「ボンネット型」の定期運行されている唯一の 車両だった。 一方で、安価な高速バスや、時間が短縮できる飛行機、新幹線などに利用客が流れ、全 国的にも「銀河」や「富士」「はやぶさ」など寝台列車の廃止が相次いでいた。 鉄道愛好者でつくるNPO法人「ヘリテージ・オブ・レイル北陸」の岩谷淳平理事長は 、「夜行列車が消えるのは寂しいが、景気の悪化や新型インフルエンザの流行で鉄道事業 を取り巻く環境は一層厳しくなっており、仕方ない面もある」と分析。希少な車両は鉄道 の魅力を発信する資源として生かせると指摘し「地域の宝という形で車両を活用する動き が出てきてもいいと思う」と期待を寄せた。 9日夜、JR金沢駅で出発を待つ「能登」「北陸」には会社員や旅行客が乗り込んだ。 埼玉県の会社員男性(49)は「夜行列車の車窓から見える田舎の夜の暗さが好きだった ので、廃止されるのは寂しい」と話した。
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