石川のニュース 【11月24日03時21分更新】

珪藻土鉢で花生き生き 中島の野中さん発案

野中さんが珪藻土で作った植木鉢や花器=七尾市中島町古江
 七尾など能登各地で多く産出される珪藻(けいそう)土の新しい活用法を確立するため 、七尾市中島町古江の会社員野中典照さん(54)がこのほど、水の世話が簡単な植木鉢 や花器の作り方を広め始めた。将来、「古江焼き」として地元の特産品に仕立て、町おこ しにつなげていく。

 藻類の化石が堆積(たいせき)してできる珪藻土は、能登で全国の約75%が産出され る。藻が固まった粒子は多数の穴を持っているため、保温性や吸・放湿性、消臭性などに 優れ、七輪(しちりん)などの原料に使われる。

 窯業会社に勤める野中さんは、趣味である陶芸と、仕事で扱う珪藻土を使って地場産業 の発展に貢献したいとの思いから、7年前に珪藻土の新商品づくりに乗り出した。

 野中さんによると、開発した珪藻土の植木鉢は、素焼きや合成樹脂の植木鉢と比べて、 吸水性や保水力が高いという。そのため、底に穴を開けなくても水受け皿から水を吸い上 げ、適度に土を湿らせ、水やりの手間が省ける。また、中を珪藻土でコーティングした花 器は、水のぬめりや、においを防ぐ。

 野中さんは、現在自宅の窯で、近くに住む友人2人に生地となる珪藻土と粘土の配合方 法など、基礎から教えている。今後興味がある人に作り方を伝え、「地元で産出される珪 藻土が、地域振興につながればうれしい」と意気込んでいる。


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