石川のニュース 【11月22日02時26分更新】

日露戦争伝える北國新聞号外 浜松の民家、181枚を屏風に 死傷兵の名も掲載

屏風いっぱいに張られた北國新聞の号外=浜松市
 日露戦争(1904〜05年)の戦況を伝える北國新聞の号外が、浜松市の自営業三野 順司さん(54)宅に保管されている。七尾市出身の曾祖父が切り抜いたとみられ、「帝 國陸海軍萬歳」「鳳凰城占領」などと生々しく報じている。加賀市でロケが行われた、日 露戦争時を描くNHKドラマ「坂の上の雲」の放送開始を控え、注目を集めそうだ。

 号外は、開戦した04(明治37)と05年に発行された北國新聞181枚。縦1.8 メートル、横5.4メートルの屏風(びょうぶ)2帖(じょう)いっぱいに張られている 。

 北國新聞の号外には日の丸とともに「日露兩軍の對抗」との見出しや、「(中略)我軍 の士氣頗る旺盛なり」と日本軍の優勢を伝える記事、死傷した兵士の名前も掲載されてい る。

 三野さんの両親は七尾市生まれで、53(昭和28)年ごろに父親の仕事の関係で浜松 市に移り住んだ。号外を張った屏風は30年ほど前に一度、浜松市内で一般公開されたが 、その後は自宅倉庫に「お蔵入り」していた。

 三野さんは、曾祖父が号外の切り抜きを保管していた理由は「分からない」と首をひね り、「日露戦争については学校で学んだが忘れたことも多い。多くの人に見てもらい、平 和について考えるきっかけにしてほしい」と貸し出す意向を示している。


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