石川のニュース 【4月2日03時15分更新】

高速「0円」乗り放題? 同じICで乗降するとゲート開かず、料金誤表示 ETCトラブル
 自動料金収受システム(ETC)を利用して高速道路をぐるりと走り、入った時と同じ インターチェンジ(IC)から降りた際のトラブルが相次いでいる。ゲートが開かずに追 突されそうになったり、中には「0円」と表示されるケースも。周回走行は「想定外」( 中日本高速道路金沢支社)で、システムが追いついていないため。春の行楽期を迎え、土 日曜・祝日の料金大幅値下げでETC利用車が増える中、料金所での混乱を招きそうだ。

 地方圏の高速道路でETC利用車の料金が上限千円となった三月二十九日、金沢市内の 会社員男性(43)はドライブに出掛け、ETC搭載車で北陸自動車道金沢東ICから高 速道に入った。

 小矢部砺波、一宮、米原の各ジャンクションを通過し、東海北陸道・名神高速道経由で 北陸道に戻り、金沢東ICで降りたところ、出口で料金が何も表示されなかったという。 ゲートが開かず、急ブレーキで車を止めた男性は「後続車もいたので、身の危険を感じた 」と話した。

 中日本高速道路(名古屋市)のホームページによると、このコースの走行距離は約四百 八十八・六キロで、所要時間は五時間三十七分。

 男性は一度も一般道に降りることなく走行しており、新割引が適用され、一千円の表示 が出ると思っていたという。

 さらに、同じ三月二十九日、無人の徳光スマートICから同じルートでドライブを楽し んだ白山市の会社員男性(50)は帰りに「0円」と表示され、そのまま通過したという 。男性は「無料で高速道路を走れるとは驚いた」と半信半疑の様子で話した。

 中日本高速道路金沢支社によると、石川県内で同二十八、二十九日、周回走行が原因で 料金が表示されなかった例が三件あった。いずれも走行順路を口頭で聞き取り、料金の支 払いを受けたという。

 同支社は「特異な走行のため、機械が対応できなかった。今後、広報の仕方を検討する 」(総務企画部広報・CSチーム)としている。ただ、値下げの主目的が観光振興のため 、入った時と違うICで降りることを想定しており、費用面の問題からシステム変更は考 えていないという。

 一方、スマートICの「0円」表示について、徳光と同様の現象が管内の数カ所で起き る可能性があることを初めて確認した同社は「速やかに対策を講じる」(広報担当者)と している。


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