石川のニュース 【3月21日03時48分更新】

愛本刎橋の設計図、黒部へ 珠洲・為重さん提供

「越中新川郡愛本橋百分一之図」を眺める堀内市長と為重さん(右)=黒部市うなづき友学館
 黒部市は二十日、江戸時代の日本三奇橋の一つに数えられる愛本刎橋(はねばし)の設 計図「越中新川郡愛本橋百分一之図」を、珠洲市若山町の陶芸家、為重功さん(71)か ら譲り受けた。

 愛本刎橋は一六六二(寛文二)年、加賀藩五代藩主前田綱紀が黒部川のはんらんによる 交通の不便を解消するため、黒部川扇状地の扇頂部に架けた。同橋の設計図は四種類が残 っており、このうち「百分一之図」は為重家の門外不出の家宝として伝えられていた。

 黒部市うなづき友学館で行われた譲り受け式では、為重さんが堀内康男市長に図を手渡 した。為重さんは「能登のケヤキが橋に使われたことから設計図が当家に伝わったのでは ないか」と話し、珠洲と愛本橋の縁を説明した。金沢工大の本田秀行教授が講演した。「 百分一之図」はうなづき友学館内で展示されている。


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