最後の宿泊客を送り出し、あいさつする井上総支配人とスタッフ=31日午前11時10分、金沢市此花町

金沢都ホテルが54年の歴史に幕 宿泊客「思い出をありがとう」

2017/03/31 16:09

 金沢市の金沢都ホテルは31日、施設老朽化に伴う建て替えのため営業を終了した。最後の日を迎えた宿泊客はスタッフに「今まで良い思い出をありがとう」と笑顔で声を掛けた。北陸新幹線開業後に次々と宿泊施設の開発計画が持ち上がる中、市内で最古参の都市型ホテルは、改装に向けて54年の歴史に幕を下ろした。

 

 午前11時10分ごろ、最後の宿泊客がチェックアウトすると、正面玄関には案内や客室、調理など各部門のスタッフが並び、井上慶一総支配人が「長きにわたりご愛顧いただき、ありがとうございました」とあいさつした。静かになった館内では従業員のすすり泣く声や、思い出を語り合う声が響いた。