床を打ち鳴らす早乙女役=6日午前11時10分、輪島市門前町鬼屋の鬼屋神明宮

田作り演じ豊作祈る 輪島市門前町で「ぞんべら祭り」

2017/02/06 15:40

 約700年前から伝わるとされる石川県無形民俗文化財の田遊び神事「ぞんべら祭り」は6日、輪島市門前町鬼屋の鬼屋神明宮で行われ、氏子らが田作りから田植えまでの様子をユーモラスに演じ、今年の豊作と家内安全を祈った。

 

 神事の後、祭主を務める中田玄丈(げんじょう)さん(69)が「農之次第」を読みながら、拝殿の一角を水田に見立てて田作りに励んだ。中田さんは、鏡餅を刺した棒を糸車と鍬(くわ)になぞらえ、糸紡ぎや田をならす様子を表現した。牛の鼻取り役の平野敏雄さん(55)は、農耕牛に振り回される姿を演じ、祭主と御膳を挟んでの掛け合いを見せた。

 

 田植えでは、早乙女役や地域の児童が苗の代わりに松葉を置き、コゴメの枝で床を激しく打ち鳴らした。初めて祭りに参加した門前東小3年の明後心咲(みょうごみさき)さん(9)は「床をたたくのが面白かった。たくさんお米が実ってほしい」と笑顔を見せた。