北國新聞社

先輩達の声 

井出 沙奈/2015年入社 立教大卒

地域の話題掘り起こす

地域の話題や課題を日々、追いかけています。社会部では「町回り」と呼ばれる担当です。カメラを持って回っていると、初対面でも「北國さん」と親しみを込めて呼んでもらうことが多く、住民との距離の近さは地元紙ならではです。町の人たちと一緒に驚き、感動しながら話題を届けられる社会部の仕事に、やりがいと責任を感じています。

ある商店街で、55年続けた化粧品店を閉店させるという70代の女性に出会いました。女性や回りの住民に話を聞いていくと、数少ない女性店主として地域に愛された人柄が見え、記事にすると反響がありました。

社会部員は個人の力が試される一方、時には団結力も求められます。今冬の記録的な大雪の際は、チームの一員として町中を駆け回りました。

金沢駅に向かうと「七尾まで帰れない」と嘆く夫婦や、「受験のために福井から来て、やむを得ず連泊した」と話す高校生の声を聞きました。駅までたどり着けない多くの読者を想像すると、現状を伝えなくては、と力が入りました。

駆け出しの約2年間は加賀支社に勤務し、加賀市役所や警察、消防も回りました。行政の動きや地域の事件・事故が市民の生活に与える影響を実感したことは、現在の取材活動に生きています。町の現状を見聞きしながら、独自の視点で話題を掘り起こし、意外性のある記事を届けることが今の目標です。

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