
「怠け者はおらんか」と子どもたちに迫るアマメハギの一行=輪島市門前町皆月
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奥能登に伝わる国指定無形民俗文化財「アマメハギ」は六日夜、輪島市門前町皆月地区
で行われた。奇怪な面をかぶった若者が「怠け者はおらんか」などと声を張り上げながら
家々を回って厄を払い、一行にもちをささげた住民は、地震に見舞われた昨年を顧みなが
ら今年一年の無事を祈った。
午後五時半過ぎに日吉神社宮司の番場誠さん(45)方に集まった皆月青年会の八人は
、烏帽子(えぼし)に黄色い狩衣(かりぎぬ)姿の天狗(てんぐ)や猿面などの形相のガ
チャ面をつけてお払いを受け、二班に分かれて約百三十戸を回った。
会社員橋詰俊明さん(38)方では、アマメハギの一行が声を荒らげて登場し、こたつ
でくつろいでいた子どもたちに作り物の木づちやノミを振りかざして「親の言うこと聞く
か」などと迫った。最初は珍しそうに見つめていた子どもたちも、迫力に押され泣きなが
ら「言うことを聞きます」と約束した。
アマメハギは約四百五十年前から、七日正月の前夜の厄払い行事として同地区に受け継
がれている。