
南野さんが納屋を改造して手作りした「機関車トーマス」の舞台=能美市高坂町
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能美市高坂町の市職員南野康男さん(58)が趣味の手品で地元の子どもたちを楽しま
せるため、自宅の庭に「機関車トーマス」の形をした大掛かりな舞台を手作りしている。
二〇〇五(平成十七)年八月から納屋を一人で改造し、残すは車輪を取り付けるだけの段
階までこぎ着け、来月中にも完成する見通し。南野さんは子ども向けの手品の腕を上げよ
うと、年内のこけら落としを目指し、懸命の練習を続けている。
子ども好きの南野さんは四年ほど前から、園児や児童に夢を与える手品を身に付けよう
と、週一回、金沢市内の教室に通い始めた。ボランティアグループ「マジシャンイーグル
ズ」に所属し、現在は老人会の慰問などで手品を披露している。
二年前、老朽化した納屋を解体していた南野さんは、骨組みが機関車の形に似ているこ
とに気付き、自身の芸名「トーマス・ナンノ」にちなみ、子どもたちに人気のキャラクタ
ー「機関車トーマス」の形をした舞台の製作を思い立った。
材料は、知人の建設業者から廃材やベニヤ板を譲り受け、設計から組み立て、塗装まで
、すべて一人で手掛けた。高さ約三メートル、長さ約六メートル、幅約二メートルもある
巨大な「機関車トーマス」は後部に舞台があり、すぐ横に観客用のベンチも手作りした。
機関車の内部は手品の練習場を兼ねた用具の収納庫となっている。
まだ子どもたちの興味を引きやすい動物や大型の道具を使った大技を習得できていない
ことが悩みの種。以前にも増して手品の練習に打ち込む南野さんは「もうすぐ完成する舞
台に恥じないようマジックの腕にも磨きを掛けたい」と話している。