
雨の中、力投する大聖寺のエース西納=石川県立野球場
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第117回北信越高校野球石川県大会第11日(30日・県立野球場=北國新聞社など
後援)雨の中、第3代表決定戦が行われ、大聖寺が小松商を5―4で下し、本大会(12
―16日・福井県)に初出場を決めた。この日予定されていた金市工―小松工の決勝は雨
のため順延、1日午後1時から行われる。
大聖寺のエース西納敦史が小松商の反撃を振り切り、チームを初の北信越大会出場に導
くと、マウンドを下りて女房役である1年生の梶谷昂平と満面の笑みでハイタッチを交わ
した。
西納は降りしきる雨の中で力投、梶谷もストレートとスライダーをうまく織り交ぜたリ
ードをみせ、先制点に絡む右越え三塁打を放つなどバットでも先輩を援護した。
入学以来、内野手だった梶谷がマスクをかぶったのは夏の大会が終わり、新チームにな
ってからだ。当初はバッテリーの考えが合わないことも多かったが、今大会が始まってか
ら息が合い始め、この日も絶妙のコンビネーションで雨中の激戦を戦い抜いた。
バッテリーをはじめ、試合を追うごとに成長していったナインに坂下康政監督は「最後
まで落ち着いて、全員が強気の守備をみせた」と目を細めた。
県高野連会長である大聖寺の東文博校長は坂下監督が小松明峰で選手として甲子園に出
場した時の監督、小松商の福島洋校長は当時の部長という「因縁の対決」を制して福井決
戦に駒を進めた大聖寺。前日の金市工戦でまさかの大敗を喫したナインに明るさが戻り、
吉田祐貴主将は「北信越でも思い切り、大聖寺の野球をやるだけ」と力を込めた。