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【9月9日04時06分更新】
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◎山中漆器、洗面台で新分野 加賀の山谷さん、国際見本市準大賞

山谷さんが企画した山中漆器の洗面台
山谷さんが企画した山中漆器の洗面台
 加賀市別所町で漆工房を経営する山谷尚敏さん(45)が開発した山中漆器製の洗面台 が、このほど東京で開催された国際見本市のコンテストで準大賞を獲得した。山谷さんは 「漆器はまだまだ新しい分野に入り込める」と、山中漆器の主力である食器分野以外の市 場開拓と産地活性化に意欲を示している。

 山谷さんが作った洗面台は木製で、鉢の部分はのみで削り、研ぎ出しの手法で漆器らし い風合いを与えている。今月二―五日に東京で開かれた国際見本市「第六十六回東京イン ターナショナルギフトショー」の「暮らしを飾る+αインテリアコンテスト」で準大賞に 選ばれた。

 伝統工芸分野では、山谷さんの出品作が唯一の入賞作。見本市で贈答品や生活雑貨など を出展した全国の二千二百社の作品の中でも、目を引いた。

 山谷さんは、北陸先端科学技術大学院大が昨年、九谷焼や山中漆器など、伝統工芸の活 性化を担う人材育成を目的に立ち上げた「石川伝統工芸イノベーター養成事業」の受講生 の一人。今年五月から八月にかけ、商品企画と提案、製作を実践した同事業の成果報告会 として、他の受講生と見本市に参加した。

 山中漆器の洗面台は既に一台、注文が舞い込んでいるという。山谷さんは「量産は難し いが、傷んでも修復が可能という特徴がある。自分が欲しい物、使って楽しい物を、こだ わって形にした」と話し、養成事業を担当する先端大の緒方三郎特任准教授は「石川の伝 統工芸の素晴らしさが評価されてうれしい」と歓迎した。


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