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きょうのコラム「時鐘」 2012年2月4日
沖縄防衛局が鬼門(きもん)扱いだ。というより野党(やとう)の標的(ひょうてき)は田中防衛相(ぼうえいしょう)にあるのは見え見えだ。ここ数日の国会答弁(とうべん)をみていると、それも自業自得(じごうじとく)の感がする
大臣席の後ろに控(ひか)える秘書官(ひしょかん)から次々とメモがでる。「二人羽織(ににんばおり)か」とヤジがとんだ。寄席(よせ)の「二人羽織」で、そばを食べる芸がある。羽織(はおり)の後ろからでる手が、前の芸人(げいにん)の口の位置(いち)がわからないので顔にそばをぶつける 「国会寄席(よせ)」でもちぐはぐさが鮮明になって失笑(しっしょう)を買う。先の本紙記事には「腹話術(ふくわじゅつ)か」との指摘(してき)もあった。天下の防衛相が自分の言葉で話さず、影(かげ)からの手やメモが主人公だから、笑いを通り越して怖(こわ)くなる そこへもってきて自民党は石破、小池の元防衛相がクイズさながらの質問で攻めたてるから無残(むざん)なことになる。本会議では、義父(ぎふ)の田中元首相との違(ちが)いを聞かれたこともある。防衛相は元首相の国会答弁の上手さをあげ「自分にはそれがない」と答えた 愚問(ぐもん)である。比較する方がおかしい。どんな答えを期待したのか。答える方も答える方だが、聞く方も聞く方だ。議事堂(ぎじどう)にむなしい時間が流れている気がしてならない。 |