【2月8日03時48分更新】
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◎介護現場に職求め 金沢で合同説明会 参加者が急増

介護、福祉分野への就職を目指して面接に臨む求職者=金沢市の石川県社会福祉会館
介護、福祉分野への就職を目指して面接に臨む求職者=金沢市の石川県社会福祉会館
 雇用情勢が急速に悪化する中、石川県内で人手不足の介護現場に職を求める人が増えて いる。県福祉人材センターには今年に入って求職者の新規登録が急増。七日に金沢市内で 開かれた福祉分野の合同就職説明会には「派遣切り」などで仕事を失った人の参加が相次 いだ。慢性的な人材難に悩む介護業界にとっては好機だが、「働き口がないとの理由で介 護職を選んで長続きするのか」との声も聞かれ、関係者の心境は複雑だ。

 金沢市の県社会福祉会館で開かれた「福祉しごとガイダンス」には昨年より約五十人多 い百七十一人が来場した。四十七事業所のブースには新卒学生に交じり、一般求職者の姿 もみられた。

 能美市の男性(37)は昨年十二月、派遣社員として勤めていた県内の製造会社から突 然、解雇を通告された。現在は県の臨時職員に採用されたが、雇用期間は三月末まで。「 派遣はこりごり。長く働ける仕事を探したい」と未経験の介護、福祉分野への挑戦を決め た。

 「介護の仕事なら、リストラがないと思う」と期待を寄せるのは金沢市の女性(55) 。昨年十二月、三十六年勤めた会社を希望退職。事務職で再就職先を探したが「正社員は 五十倍の難関」と企業の担当者に言われ、あきらめたという。

 県福祉人材センターへの一月の純新規求職者は百十五人に上り、前年同月の七十五人と 比べ大幅に増えた。二十−四十代男性の登録が増え、「寮のある施設で働きたい」と話す 求職者もいるという。

 説明会に参加した県内の特別養護老人ホームの採用担当者によると、かつては皆無だっ た問い合わせが昨年末から増えたという。この担当者は「興味を持ってくれる人は歓迎す るが、志がないと続かない仕事。人材難解消には結び付かないのではないか」と話した。


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