
金沢市が重要文化的景観の選定目指す金沢城周辺=昨年12月、本社ヘリ「あすなろ」から
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金沢市は三月、「金沢城周辺」を国の重要文化的景観に申請するための準備に着手する
。材木、味噌蔵、新竪町、松ケ枝の四校下で住民説明会を開催し、今年度中に策定する保
存活用計画などを示す。二〇一〇(平成二十二)年度の選定を目指しており、「歴史都市
」金沢のまちなみを文化財として価値付けし、歴史や伝統、文化を生かしたまちづくりを
推し進める。
市は市議会三月定例会に提出する景観条例改正案に、旧城下町区域と卯辰山区域を初め
て文化的景観と位置付けることにしており、昨年十一月下旬から十二月中旬にかけて十九
校下で説明会を実施してきた。
国の重要文化的景観については、条例上の文化的景観をさらに絞り込み、「金沢城周辺
」の選定を目指す方向で検討している。
三月に住民説明会が開催されるのは、いずれも重要文化的景観の区域になるとみられる
校下で、説明会ではエリア設定の考え方や保存管理計画で構成資産となる文化財、生活へ
の影響などを伝えるとともに、住民からの意見を聞き取る。
市は金沢城周辺のほか、犀川、浅野川、用水沿いの重要文化的景観選定申請を視野に入
れ、市歴史遺産保存検討委員会の文化的景観検討部会で課題などを整理してきた。二月二
十四日に予定される同部会では「金沢城周辺」の保存管理計画の概要を提示することにし
ている。
市は、金沢が藩政期の都市構造を継承し、加賀鳶(とび)などの伝統行事、茶の湯、能
をはじめとする伝統文化、金箔(きんぱく)、加賀友禅といった伝統産業とともに、文化
的な景観をつくりだしていると指摘する。国の重要文化的景観に選定されれば「歴史都市
」金沢の品格がさらに高まるとみている。