
取り外される金箔飾り=金沢市広坂2丁目
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金沢市中心部の広坂通りに設置された雪づり型の金箔(きんぱく)飾りに対し、市役所
に「美しくない」という趣旨の苦情が複数寄せられ、設置者の広坂振興会青年部は二十七
日、飾りの撤去を始めた。当初は来年二月末まで設置する予定だったが、二十八日中にす
べて取り外す。同青年部のメンバーは「町を明るくしようとやってきたのに無念だ」と肩
を落とし、部の解散を決めた。
同市景観政策課によると、金箔飾りについては設置が始まった十月ごろからこれまでに
、電話やメールで「金沢の中心部なのだから、もっと良いものを」といった批判が七、八
件寄せられた。ほとんどが市民からの意見とみられるという。
この飾りは、冬場は寒々しい印象になる広坂通りを金沢ふうに華やかにしようと、地元
の若手有志が五月に結成した広坂振興会青年部が企画。金箔の大きさや取り付け方につい
て県や市との調整が難航した経緯はあったが、十二月中旬には照明約三十基を置いて本格
的な夜間ライトアップを始め、観光客らが記念撮影する光景も見られるようになっていた
。
市から苦情の報告を受けた同青年部は協議の末、飾りの撤去を決断した。「仕事の合間
に頑張ってきたのにやりきれない」「きれいと言ってくれる人も多かったのに」とメンバ
ーの失望感は大きく、活動を続けることはできないとして青年部は解散となった。
同市景観政策課は「広坂通りを盛り上げたいという青年部の思いに賛同し、協力してや
ってきたので何とも残念」としている。