
朝食の摂取を呼び掛けるポスターやチラシ=金沢市野町3丁目
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北陸農政局は、新社会人や大学、短大一年生に朝食の大切さを呼び掛けるため、職員が
県内の企業や大学、短大を個別訪問する活動に乗り出した。朝食を食べないと仕事や勉強
の能率が低下することなどが指摘されている。農政局は活動を通して生活が不規則になり
がちな新社会人や学生への「食育」を進め、米の消費拡大にもつなげたい考えである。
計画では、農政局の職員が五月末まで、県内の企業百社以上とすべての大学・短大を個
別訪問する。
「デキる人は、毎朝しっかり摂(と)っている」をキャッチフレーズとするポスターを
配布し、規則正しい朝食が勉強や仕事の能率をアップさせることを説く。朝食を抜く人は
昼食、夕食が「どか食い」となり、肥満になりやすいことも紹介し、朝食の摂取がメタボ
リックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策になることもPRする予定である。
厚生労働省が二〇〇五年にまとめた「国民健康・栄養調査」によると、二十代の約三割
が朝食を食べていないとされる。就職や進学などで生活形態が変わり、食事が不規則にな
ることが多いためで、朝食を摂る人ほどテストの成績が良いという文部科学省のデータも
ある。
一度朝食を抜く習慣が身に付くと、なかなか元に戻すことはできないとされており、農
政局は、生活のリズムが乱れがちになる新社会人や学生を対象としたキャンペーンを実施
することにした。
農政局では、おにぎり販売店などにもポスターの掲示などで協力を求める方針で、「規
則正しい朝食はメリットばかりであることを一人でも多くの人に伝えたい」(消費流通課
)としている。