
黄砂観測の気球を上げるスタッフ=珠洲市三崎町小泊
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金大フロンティアサイエンス機構は七日、珠洲市三崎町小泊の同大里山里海自然学校で
、大陸からの有害物質などを含んだ黄砂を採取、観測する気球を上げた。能登半島に設け
た三観測所で調査する同大のプロジェクト「能登スーパーサイト」の一環で、今後三年間
にわたり、中国、韓国の研究者と連携し、飛来物質が環境や人体に及ぼす影響を探る。
同機構の岩坂泰信特任教授らスタッフが全長四メートルのビニール製の係留式気球に、
黄砂を採取したり、粒子の大きさ、濃度のデータを送信する機材などを結びつけ上空に上
げた。この日は風が強く、予定の高度八百五十メートルより低い高度二百五十メートルに
とどめた。八、九日にも観測を予定する。
今回の気球打ち上げは、里山里海自然学校(珠洲市)、環日本海域環境研究センター(
能登町)、大気観測所(輪島市)で構成する金大「能登スーパーサイト」の実質始動で、
今後はシンポジウムなども開き、二〇一〇(平成二十二)年に成果を取りまとめる。岩坂
特任教授は「黄砂の影響などデータを集積し、国際的な対策が図られるよう貢献できれば
よい」と話した。