
LEDで栽培を目指すイチゴ=能登町松波
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能登町の赤崎いちご生産組合は二十九日までに、発光ダイオード(LED)を使った室
内でのイチゴ栽培の実験を始めた。冬場の日照不足を解消し、通年栽培を目指す。県農業
総合研究センター(金沢市)によると、全国でLEDを農作物の育成に使う実用例はほと
んどなく、実験が成功すれば年中、イチゴ狩りが楽しめることになる。
同町布浦で作られる赤崎いちごは、町を代表する農作物の一つ。通常栽培の収穫時期は
主に五月上旬から六月上旬の四十日前後で、毎年、多くの観光客がイチゴ狩りに訪れる。
同組合によると、冬場は日照不足のため、イチゴが赤く熟れにくい上、気温五度以下で
は生育しないため、温度管理が課題という。
同組合では最初の段階として、鉢植えでの実験に取り組むため、専用の照明器具の開発
を富山県の企業に依頼した。照明器具には赤色LEDが六十四個、青色LEDが六個取り
付けられている。使用電力は蛍光灯や白熱灯に比べ低い。温度管理については、近年取り
組みが進む里山保全で出る間伐材を燃やすことや、温泉の廃熱利用などを検討している。
実験が成功すれば器具を大型化させ、ハウスで試験栽培を行う。海老名和博組合長は「
実験を成功させ、赤崎いちごを一年を通じて味わってもらえるようにしたい」と話した。