
小松の財産について意見交換した寺子屋フォーラム=小松市本折町の本光寺
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こまつファッションタウン推進協議会の寺子屋フォーラム(北國新聞社特別協力)は十
七日、小松市本折町の本光寺で開かれ、約二百人が「小松の未来に残すもの」をテーマに
意見交換した。郷土の財産として勧進帳や曳山(ひきやま)、町家などが挙げられ、形を
変えずに継承すべきものとの認識で一致した。協議会の中核を担ってきた小松商工会議所
は、古民家再生のための職人バンクを設立する方針を示した。
小松市京町出身の石田寛人金沢学院大学長は講演で、小松は勧進帳の舞台の安宅の関を
はじめ歴史文化に恵まれた地とした上で、「変えてはならないものがある一方で、変える
べきものがある」と都市づくりの必要性を指摘した。「イグ・ノーベル賞」を受賞した同
大知的戦略本部長の廣瀬幸雄教授が引き続き「突飛(とっぴ)な研究」を進めていること
を紹介しながら、「物事を変えようと考えていることを笑ってはいけない」と述べ、改革
する意識の大切さを強調した。
協議会の西正次運営委員長、「まち」「もの」「くらし」づくりを担当してきた曽田孝
志、荒井美代子、吉本慎太郎の三氏を交えた座談会では、空洞化が進む市中心部が「変え
なければならないもの」の一つに挙げられた。守るべき財産として曳山や町家などのほか
、市中心部の六カ寺、伝統食、職人などが示され、石田氏らは「これらを守ることが都市
の魅力を高め、子どもたちに伝えることで郷土への愛着が強まる」と総括した。
七回目となった寺子屋フォーラムは今年で最後となり、これまでに出された提案は商工
会議所などが具現化を検討する。